これはお住まいに関する常設の記録です。お客様と設計事務所が一冊を共有し、常に最新の状態に保ちます。個別の案件や訪問ごとに作り直すものではありません。対象の部屋が増えた、仕上材が決まった、職方が決まった、保証が始まった——変化があるたびに更新してください。何年か先、私たちが最初に開くのがこの台帳です。
建物種別(マンション・戸建て・テラスハウス・メゾネット):
管理規約・管理組合の工事関連ルール(作業時間帯、エレベーター養生の予約、騒音可能時間、届出期限):
搬入経路・駐車・納品——暗証番号は別途管理、荷下ろしの制限、エレベーター寸法、階段の曲がり:
お住まいの方——同居のご家族、お子様の年齢、近く同居予定の方:
ペット——種類、大きさ、寝床の場所、傷みやすい仕上げ:
バリアフリー・健康面の配慮——移動のしやすさ、アレルギー、VOCや粉じんへの過敏、聴力・視力への配慮:
在宅勤務の状況——どなたが、週何日、ウェブ会議に使う部屋、静かにしたい時間帯:
1部屋につき1行。対象範囲に入った部屋から行を追加し、各フェーズの終了後に「現況」欄を更新してください。
耐力壁・梁など、構造設計者の判断なしに手を入れられない箇所:
景観・保存地区・管理規約・都市計画上の制限——対象範囲と承認先:
引き継がれている不具合——湿気・カビ、不同沈下、配管の音、断熱不足:
固まってきた方向性——色調、素材、雰囲気、繰り返し「正解」だった参考事例:
NGリスト——どの案からも外す色・素材・形・ブランド:
住まいに残すもの——受け継いだ品、アート、ラグ、設計が合わせるべき家具:
この住まいに関わったすべての方を記録します。何年か後でも、適切な相手をすぐ呼び戻せるようにするためです。
決まったものから品番・色番・ロット番号を記録してください。後日タイルや塗料を合わせるとき、ロット番号が決め手になります。
日付入りで、新しいものを上に——決めたこと、見送った案とその理由、範囲や予算の変更、そして将来の設計者がこの住まいを理解するために必要なことすべて。
平面図、実測図、管理規約、機器の取扱説明書、保証書:
この台帳は常に最新に。どのプロジェクトでも、いつお声がけいただいても、私たちが最初に開く記録です。